鯛ヤキの丸かじりを読むと食欲がワク
- 作者: 東海林さだお
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/11/07
- メディア: 文庫
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東海林さだおの丸かじりシリーズ、最高ですね。
特に食べ物の話なんか、実際に食べているような気さえして、
読んでいるうちに、口に中に唾が沸いてくるようです。
この「鯛ヤキの丸かじり」にも、食べ物のはなしがずいぶん出てきます。
ちょっと目次から、抜き出してみましょう。
桜桃、応答す
懐かしのアメダ玉
都庁近辺昼めし戦争
トーストの幸せ
偉業としてのラーメンライス
豚汁の怨念
バナナの気配り
ざっとこんな調子であります。
いかがですか?
目次だけを読んで、内容がわかりますか?
どうです、読みたくなったでしょう。
そして、読んだらそのものを食べたくなります。
キッとなります。
そこが、東海林さだおの魅力であり、恐ろしいところです。