これは怒りなくしては読めない
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この本を読むと、いまさらながら日本のお役人の無責任さが良くわかる。
役人だけじゃなく、それを容認する政治家や一部の金持ちなど。
日本の将来は暗澹たるものだ。
本を読んで、こんなに怒りがこみ上げてくることはかつてなかったですよ。
鯛ヤキの丸かじりを読むと食欲がワク
- 作者: 東海林さだお
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 1997/11/07
- メディア: 文庫
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東海林さだおの丸かじりシリーズ、最高ですね。
特に食べ物の話なんか、実際に食べているような気さえして、
読んでいるうちに、口に中に唾が沸いてくるようです。
この「鯛ヤキの丸かじり」にも、食べ物のはなしがずいぶん出てきます。
ちょっと目次から、抜き出してみましょう。
桜桃、応答す
懐かしのアメダ玉
都庁近辺昼めし戦争
トーストの幸せ
偉業としてのラーメンライス
豚汁の怨念
バナナの気配り
ざっとこんな調子であります。
いかがですか?
目次だけを読んで、内容がわかりますか?
どうです、読みたくなったでしょう。
そして、読んだらそのものを食べたくなります。
キッとなります。
そこが、東海林さだおの魅力であり、恐ろしいところです。
着る毛布という商品
ナカトミ Cozy Blanket(チェック)着る毛布 KCB-04A
- メディア: ホーム&キッチン
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今日アマゾンに注文しました。
これまで、冬には重ね着で着膨れて、
ひざ掛けをして、厚手のソックスを履いて、
パソコンの前に座っていました。
そこで、なにか温かくなる方法はないものか?
と考えていたのですが、
テレビショッピングでこんな商品があるのを知り、
アマゾンで検索したら、これがヒットしました。
価格も安いですし、大変満足しています。
今年の冬は、これで万全(^O^)
■
今週のお題「おすすめの本」
読書の秋ですね。
今が旬の、ピッタリなお題です。
- 作者: 東海林さだお
- 出版社/メーカー: 朝日新聞社
- 発売日: 2007/02
- メディア: 単行本
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とにかく、東海林さだおの丸かじりシリーズは、
どれを読んでも、いつ読んでも面白いです。
では、この「パイナップルの丸かじり」の中から、
パイナップルは女王様という一文をご紹介しましょう。
引用です。
パイナップルは実に奇怪な形をしている。
果物としては明らかにデザイン過剰である。
一つ一つ、きっちりと区画してあるあのボツボツ。
そのボツボツは一つ一つ複雑な形をし、起伏に富み、果物全体を覆っている。何もあんなに丹念に、丁寧に、全体にほどこさなくてもいいのにと
思うほどのデザインを、お尻の下側にまで行きわたらせて手を抜かない。
ここまで引用
いかがでしょう、あなたはパイナップルをここまで丹念に見たことがあるでしょうか?
東海林さだおさんは、果物一つにたいしても細かい観察の目を向けています。
そして、果物に語りかけています。
東海林さだおの文章の魅力は、東海林さだおを読むことでわかります。
決して、本屋で立ち読みしないでくださいね。